【小学5年算数】割合|百分率・歩合・割引の要点まとめ

このページでは、小学5年生で学ぶ「割合」について、もとにする量・比べる量の意味、くもわの法則、百分率・歩合の表し方、割引・割増の計算方法をわかりやすく解説します。つまずきやすいポイントも整理しているので、テストや日常の問題をスムーズに解けるようになりましょう。

割合の意味と求め方

【割合】
割合とは、「もとにする量」を基準にして、「比べる量」がどれくらいの大きさかを表す数です。
次の3つの量の関係を式で整理します。
割合=比べる量\(\div\)もとにする量
比べる量=もとにする量\(\times\)割合
もとにする量=比べる量\(\div\)割合

もとにする量・比べる量・割合

あるクラスの40人のうち、10人が眼鏡をかけています。眼鏡をかけている人の割合を考えてみましょう。

40人のうち10人が眼鏡をかけている割合の図 全体40人を表す横長の棒のうち、左側の4分の1をオレンジ色で示しています。色のついた部分は10人で、割合は10割る40で0.25、百分率では25パーセントです。 もとにする量:40人(クラス全体) 10人 全体40人のうちの一部分 割合 = 比べる量 ÷ もとにする量 10 ÷ 40 = 0.25 = 25%
全体をもとにして、そのうちどれくらいかを表す数が「割合」です。
  • もとにする量:クラス全体の40人(基準になる量)
  • 比べる量:眼鏡をかけている10人(調べたい量)
  • 割合:10 ÷ 40 = 0.25(25%)

覚え方:「全体が何人か」を先に見つけ、「そのうち何人か」を全体で割ると、割合が求められます。

もとにする量の見つけ方:文章中の「~のうち」「~に対して」「定員」「元の値段」「全体」などがもとにする量になることが多いです。

【例題】次の問いに答えなさい。

(1)サッカー部の定員が\(20\)人で希望者が\(40\)人いた。希望者は定員の何倍になっているか答えなさい。
(2)野球部の定員が\(18\)人で希望者が\(27\)人いた。希望者は定員の何倍になっているか答えなさい。
(3)水泳部の定員が\(15\)人で希望者は定員の\(0.8\)倍だった。希望者は何人か答えなさい。
(4)書道部の希望者が\(21\)人で定員の\(1.4\)倍だった。定員は何人か答えなさい。

くもわの法則

【くもわの法則】
割合の3つの量の関係を、三角形の図で覚える方法をくもわの法則(くもわの図)といいます。
上に「くらべる量(く)」、左下に「もとにする量(も)」、右下に「割合(わ)」を置きます。

くもわの法則の図(くらべる量・もとにする量・割合) 三角形の図で割合の関係を表しています。上の頂点がくらべる量(く)、左下がもとにする量(も)、右下が割合(わ)です。くらべる量はもとにする量かけ割合、もとにする量はくらべる量わり割合、割合はくらべる量わりもとにする量で求めます。 く くらべる量 も もとにする量 わ 割合 上は ×(かけ算) 下は ÷(わり算) く = も × わ / も = く ÷ わ / わ = く ÷ も
くもわの図:求めたい量を隠して、残りの2つで計算します(上はかけ算、下はわり算)。

求めたい量がわかれば、次のように計算します。

  • くらべる量を求めるとき:もとにする量 × 割合
  • もとにする量を求めるとき:くらべる量 ÷ 割合
  • 割合を求めるとき:くらべる量 ÷ もとにする量

「上はかけ算、下はわり算」と覚えると便利です。ただし、公式だけに頼らず、「何を基準(1)とみているか」を必ず確認しましょう。

百分率の表し方と計算

【百分率】
割合を、もとにする量を\(100\)としたときの数で表す方法を百分率という。百分率は「%(パーセント)」を使って表されます。
\(100\)%\(=1\)
\(10\)%\(=0.1\)
\(1\)%\(=0.01\)

小数から百分率にするときは「\(\times100\)」、百分率から小数にするときは「\(\div100\)(または%を取って小数点を\(2\)つ左へ)」します。

【例題】次の割合を、百分率または小数で表しなさい。

(1)\(4\)%
(2)\(77\)%
(3)\(155\)%
(4)\(0.5\)
(5)\(0.09\)
(6)\(1.24\)

歩合の表し方と活用例

【歩合】
割合を「割(わり)」「分(ぶ)」「厘(りん)」などの単位で表す方法を歩合という。
\(10\)割\(=1=100\)%
\(1\)割\(=0.1=10\)%
\(1\)分\(=0.01=1\)%
\(1\)厘\(=0.001=0.1\)%

たとえば「\(3\)割引き」は\(30\)%引き、「\(1\)割\(5\)分」は\(0.15\)(\(15\)%)を意味します。日常生活の値引きや利率でもよく使われます。

【例題】次の歩合を小数で表しなさい。また、小数で表された割合は歩合で表しなさい。

(1)\(4\)分
(2)\(7\)割\(2\)分
(3)\(5\)厘
(4)\(0.5\)
(5)\(0.009\)
(6)\(1.243\)

小数・百分率・歩合の対応表

同じ割合を、小数・百分率・歩合で表すと次のようになります。計算するときは、まず小数に直してからかけ算・わり算すると間違いが減ります。

小数・百分率・歩合の対応表
小数 百分率(%) 歩合
1 100% 10割
0.5 50% 5割
0.3 30% 3割
0.25 25% 2割5分
0.1 10% 1割
0.01 1% 1分
0.001 0.1% 1厘

割引・割増の計算方法

割引:元の値段\(\times(1−\)割引の割合\()\)
割増:元の値段\(\times(1+\)割増の割合\()\)
で求めます。割合は必ず小数に直してから計算しましょう。

【例題】次の問いに答えなさい。

(1)\(1000\)円の弁当があり、\(30\)%引きされました。代金はいくらになるか答えなさい。
(2)\(500\)円で仕入れた弁当に\(3\)割の利益を加えて販売する。代金はいくらになるか答えなさい。

よくある間違い・つまずきポイント

小学算数の割合で、特につまずきやすい点をまとめました。

  • もとにする量を間違える
    「希望者は定員の何倍か」では定員がもとにする量です。
  • %や割をそのまま掛ける
    30%引きは 30 ではなく 0.3 を使います。
  • 「○倍」を差(たし算)と混同する
    1.5倍は「1.5倍多い」ではなく、「もとにする量の1.5倍の大きさ」です。
  • 割引後の値段と割引額を取り違える
    「30%引きの代金」は元の値段の70%です。

迷ったときは「何を1(または100%)とみているか」を文章で確認すると、ミスが減ります。

練習問題・次の単元

割合を学んだら、練習問題で理解を確認しましょう。

関連する学習内容

割合の学習を終えたら、その他の重要な単元についても学習してみましょう。

よくある質問

【小学5年算数】割合について、よくある質問をまとめています。

割合とは何ですか?

割合とは、ある数量が別の数量に対してどれくらいの大きさであるかを表す数値です。基準となる量(もとにする量)に対して比べる量(比べられる量)がどのくらいかを表します。

百分率とは何ですか?

百分率とは、割合を100分のいくつかで表したものです。単位は「%(パーセント)」で、割合に100をかけて求めます。

歩合とは何ですか?

歩合とは、割合を「割(わり)」「分(ぶ)」「厘(りん)」などの単位で表す方法です。1割は10%(0.1)、1分は1%(0.01)、1厘は0.1%(0.001)を表します。たとえば、30%は3割と表せます。

くもわの法則とは何ですか?

くもわの法則は、割合・もとにする量・比べる量の3つの関係を三角形の図で覚える方法です。上にくらべる量(く)、左下にもとにする量(も)、右下に割合(わ)を置き、求めたい量に応じてかけ算・わり算を使い分けます。

割合のもとにする量はどうやって見つけますか?

「~のうち」「~に対して」「基準になる量」がもとにする量です。文章中の「全体」「定員」「元の値段」などが該当することが多いです。比べる量は「そのうちの一部」「希望者」「割引後の値段」などです。