【小学5年算数】整数の性質|倍数・約数・公倍数・公約数の要点まとめ

このページでは、小学5年生で学習する「整数の性質」について要点をわかりやすくまとめています。偶数・奇数、倍数・約数、公倍数・公約数、最小公倍数や最大公約数の考え方を丁寧に解説しています。

偶数と奇数

【偶数と奇数】
2でわり切れる整数を偶数という。
(例)\(0,2,4,6,8,10,\cdots\)
2でわり切れない整数を奇数という。
(例)\(1,3,5,7,9,11,\cdots\)

1の位が2でわり切れると偶数である。
※0も2でわり切れるため偶数に含めます。

【例題】次の数は偶数か奇数か答えなさい。

(1)\(4\)
(2)\(9\)
(3)\(27\)
(4)\(102\)

倍数と公倍数

倍数

【倍数】
ある整数に\(1,2,3,4,\cdots\)をかけてできる数を、その整数の倍数という。
例えば、\(3\)に\(1,2,3,4,\cdots\)をかけると、\(3,6,9,12,\cdots\)となります。これらを3の倍数といいます。

【例題】次の数の倍数を\(3\)つ答えなさい。

(1)\(4\)
(2)\(9\)
(3)\(12\)

公倍数と最小公倍数

【公倍数と最小公倍数】
いくつか整数に共通な倍数を公倍数という。
(例)
\(2\)の倍数:\(2,4,\)\(6\)\(,8,10,\)\(12\)\(,14,16,\)\(18\)\(,・・・\)
\(3\)の倍数:\(3,\)\(6\)\(,9,\)\(12\)\(,15,\)\(18\)\(,・・・\)
\(2\)と\(3\)の公倍数:\(6\)\(,\)\(12\)\(,\)\(18\)\(,・・・\)

一番小さい公倍数を最小公倍数という。
(例)
\(2\)と\(3\)の最小公倍数:\(6\)

【例題】次の数の公倍数を\(3\)つ答えなさい。また、最小公倍数も答えなさい。

(1)\(3\)と\(4\)
(2)\(3\)と\(6\)
(3)\(2\)と\(3\)と\(4\)

約数と公約数

約数

【約数】
ある整数をわり切ることができる数を約数という。
(例)\(6\)の約数
\(1,2,3,6\)

【例題】次の数の約数を答えなさい。

(1)\(4\)
(2)\(9\)
(3)\(12\)

公約数と最大公約数

【公約数と最大公約数】
いくつか整数に共通な約数を公約数という。
(例)
\(3\)の約数:\(1\)\(,\)\(3\)
\(6\)の約数:\(1\)\(,2,\)\(3\)\(,6\)
\(3\)と\(6\)の公約数:\(1\)\(,\)\(3\)

一番大きい公約数を最大公約数という。
(例)
\(3\)と\(6\)の最大公約数:\(3\)

【例題】次の数の公約数を答えなさい。また、最大公約数も答えなさい。

(1)\(4\)と\(8\)
(2)\(12\)と\(16\)
(3)\(16\)と\(24\)

最小公倍数と最大公約数の求め方

【最小公倍数と最大公約数の求め方】
連除法では、2つの数を共通の約数で順に割り、割った数と最後に残った数を使って答えを求めます。

【例】\(72\)と\(96\)の最小公倍数・最大公約数
(1)\(72\)と\(96\)を両方割り切れる\(2\)で割る。
\(72\div2=36,96\div2=48\)
(2)\(36\)と\(48\)も両方割り切れる\(2\)で割る。
\(36\div2=18,48\div2=24\)
(3)\(18\)と\(24\)も両方割り切れる\(2\)で割る。
\(18\div2=9,24\div2=12\)
(4)\(9\)と\(12\)も両方割り切れる\(3\)で割る。
\(9\div3=3,12\div3=4\)
(5)\(3\)と\(4\)には、共通の約数(1以外)がないので終了。

【最大公約数】共通して割った数をかける。
\(2\times2\times2\times3=24\)
→\(72\)と\(96\)の両方を割り切れる最大の数は\(24\)

【最小公倍数】共通して割った数と、最後に残った数を全てかける。
\(2\times2\times2\times3\times3\times4=288\)
→\(72\)と\(96\)の両方の倍数になる最小の数は\(288\)

※「共通して割った数」と「最後に残った数」の役割を分けて示すと、答えの理由が追いやすくなります。

【例】\(72\)と\(96\)の最小公倍数と最大公約数を求めなさい。 \begin{array}{r} \textcolor{blue}{2}\underline{\big{)}\phantom{0}72\phantom{0}96}\\ \textcolor{blue}{2}\underline{\big{)}\phantom{0}36\phantom{0}48}\\ \textcolor{blue}{2}\underline{\big{)}\phantom{0}18\phantom{0}24}\\ \textcolor{blue}{3}\underline{\big{)}\phantom{00}9\phantom{0}12}\\ \phantom{00}\textcolor{#880015}{3}\phantom{00}\textcolor{#880015}{4}\\ \end{array} 最小公倍数=2×2×2×3×3×4=288
最大公約数=2×2×2×3=24

練習問題・次の単元

整数の性質を学んだら、練習問題で理解を確認しましょう。

関連する学習内容

「整数の性質」で学ぶ倍数や約数は、分数の計算(約分・通分)の土台となる非常に大切な知識です。あわせて学習して理解を深めましょう。

よくある質問

【小学5年算数】整数の性質について、よくある質問をまとめています。

偶数と奇数の違いは何ですか?

偶数は2で割り切れる整数(例:2, 4, 6など)で、奇数は2で割り切れない整数(例:1, 3, 5など)です。

最小公倍数の求め方は?

2つの数の最小公倍数は、それぞれの倍数を並べて共通する最小の数を見つけるか、素因数分解を使って求めます。

最大公約数の求め方は?

2つの数の公約数の中で最も大きい数を最大公約数といいます。共通の約数をリストアップして見つける方法や、素因数分解で求める方法があります。