1-2-1 実数(要点)

有理数と無理数

有理数

【有理数】

\(m,n\)は整数で\(n\neq 0\)のとき、分数\(\displaystyle \frac{m}{n}\)の形で表される数を有理数という。

(1)\(\displaystyle \frac{11}{8}=1.375\)、\(\displaystyle -\frac{3}{20}=-0.15\)のように小数第何位かまでに表される小数を有限小数という。

(2)\(\displaystyle \frac{1}{3}=0.333・・・\)のように有限小数ではない小数を無限小数という。

有理数の場合、小数部分のある位以下の数字が決まった順序で繰り返される無限小数であり、循環小数という。

循環小数

【循環小数】

循環小数は、循環する部分の最初と最後の数字の上に\(\ \dot{}\ \)を付けて表す。

(1)\(0.333・・・=0.\dot{3}\)

(2)\(2.456456456・・・=2.\dot{4}5\dot{6}\)


【例題】次の分数を循環小数で表しなさい。

(1)\(\displaystyle \frac{5}{6}\)

(2)\(\displaystyle \frac{6}{11}\)

(3)\(\displaystyle \frac{1}{7}\)

無理数

【無理数】

(1)\(\displaystyle \sqrt{2}=1.414213562373095・・・\)
(2)\(\displaystyle \pi=3.141592653589793・・・\)

\(\sqrt{2}, \pi\)のように循環しない無限小数を無理数という。

有理数と無理数を合わせて実数という。

絶対値

【絶対値】

数直線上において、原点Oから点Aまでの距離OAを絶対値といい、\(|a|\)と表す。

実数\(a\)の絶対値について、次のことが成り立つ。
(1)\(a\geqq0\)のとき、\(|a|=a\)
(2)\(a<0\)のとき、\(|a|=-a\)


【例題】次の値を求めなさい。

(1)\(|5|\)

(2)\(|-3|\)

(3)\(\displaystyle \left|\frac{3}{2}\right|\)

(4)\(|1-\sqrt{3}|\)

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1章 数と式

1-1 整式

1-2 数

1-3 一次不等式

1-4 集合と命題

2章 二次関数

2-1 関数とグラフ

2-2 二次関数の最大・最小

2-3 二次関数と方程式

2-4 二次関数と不等式

3章 図形と計量

3-1 鋭角の三角比

3-2 鈍角の三角比

3-3 正弦定理と余弦定理

3-4 図形の計量

4章 データの分析

4-1 統計資料の整理

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