【高校数学Ⅰ】1-4-1 集合|要点まとめ

このページでは、高校数学Ⅰの「集合」について要点をわかりやすくまとめています。集合の基本や表し方、部分集合と包含関係、共通部分・和集合、補集合やド・モルガンの法則までを例付きで解説。基礎から応用まで整理されているので、家庭学習や定期テスト対策に最適です。

集合と要素の基本

【集合と要素】
ある性質を持っているか持っていないかを明確に区別できるものの集まりを集合といい、集合に含まれる\(1\)つ\(1\)つのものをその集合の要素という。
集合と要素の説明図 A a b
\(a\)が集合\(A\)の要素であるとき、\(a\)は集合\(A\)に属するといい、\(a\in A\)と表す。
\(b\)が集合\(A\)の要素でないとき、\(b\)は集合\(A\)に属さないといい、\(b\notin A\)と表す。

【例題】素数を全体集合を\(A\)とする。このとき、次の数を\(\in\)または\(\notin\)を使って表しなさい。

(1)\(5\)
(2)\(2\)
(3)\(-3\)

集合の表し方(列挙法と記号の使い方)

【集合の表し方】
集合を表すには、次の\(2\)通りの方法がある。
(1)全ての要素を書き並べる。
\(A=\{1,2,3,4\}\)

(2)要素を満たす条件を示す。
\(A=\{x|x<5,x\)は自然数\(\}\)

【例題】次の集合を、要素を書き並べて表しなさい。

(1)\(36\)の正の約数全体の集合\(A\)
(2)\(A=\{x|x\)は\(10\)以下の正の奇数\(\}\)

部分集合と包含関係

【部分集合】
集合\(A\)の全ての要素が集合\(B\)の要素であるとき、\(A\)は\(B\)の部分集合であるという。
部分集合の説明図 A B a
\(A\)が\(B\)の部分集合であるとき、\(A\)は\(B\)に含まれる、または\(B\)は\(A\)を含むという。\(A \subset B\)と表す。

【例題】\(A=\{1,2,3,4,5,6\}\)、\(B=\{1,2,3,6\}\)、\(C=\{x|x\)は\(6\)の正の約数\(\}\)のとき、次の集合の関係を答えなさい。

(1)\(A\)と\(B\)
(2)\(B\)と\(C\)
(3)\(C\)と\(A\)

【空集合】
要素が\(1\)つもない集合を空集合といい、\(ϕ\)で表す。空集合\(ϕ\)は全ての集合の部分集合であると定める。

【例題】\(A=\{1,2,3\}\)の部分集合を答えなさい。

集合の演算|共通部分と和集合

【共通部分】
\(2\)つの集合\(A\)と\(B\)の両方に属する要素全体の集合を\(A\)と\(B\)の共通部分という。
共通部分の説明図 A B
\(A\)と\(B\)の共通部分を\(A∩B\)と表す。
\(A∩B=\{x|x\in A\)かつ\(x\in B\}\)である。

【和集合】
\(2\)つの集合\(A\)と\(B\)の少なくとも一方に属する要素全体の集合を\(A\)と\(B\)の和集合という。
和集合の説明図 A B
\(A\)と\(B\)の和集合を\(A∪B\)と表す。
\(A∪B=\{x|x\in A\)または\(x\in B\}\)である。

【例題】\(A=\{1,2,3,6\}\)、\(B=\{1,3,5,7,9\}\)のとき、次の集合を答えなさい。

(1)\(A∩B\)
(2)\(A∪B\)

補集合とその性質

全体集合と補集合の定義

【補集合】
\(1\)つの集合\(U\)を定め、その中の部分集合について考えることが多い。このような\(U\)を全体集合という。
補集合の説明図 U A A__
全体集合\(U\)の部分集合\(A\)に対して、\(U\)の要素で\(A\)に属さない要素全体を補集合といい、\(\overline{A}\)と表す。
\(\overline{A}=\{x|x\in U\)かつ\(x\notin A\}\)である。

【例題】\(U=\{1,2,3,4,5,6,7,8,9\}\)を全体集合とするとき、\(A=\{2,4,6,8\}\)の補集合\(\overline{A}\)を答えなさい。

補集合の性質と計算

【補集合の性質】
補集合の性質として、次のことが成り立つ。
(1)\(A∩\overline{A}=ϕ\)
(2)\(A∪\overline{A}=U\)
(3)\(\overline{\overline{A}}=A\)
(4)\(A\subset B\ \)ならば、\(\overline{A}\supset \overline{B}\ \)

【例題】\(U=\{1,2,3,4,5,6\}\)、\(A=\{1,3,5\}\)、\(B=\{1,2,3,6\}\)のとき、次の集合を答えなさい。

(1)\(\overline{A}\)
(2)\(\overline{A∪B}\)
(3)\(\overline{A}∪\overline{B}\)

ド・モルガンの法則の利用

【ド・モルガンの法則】
補集合の性質として、次のことが成り立つ。
(1)\(\overline{A∪B}=\overline{A}∩\overline{B}\)
(2)\(\overline{A∩B}=\overline{A}∪\overline{B}\)

【例題】\(U=\{1,2,3,4,5,6\},\)\(A=\{1,3,5\},B=\{1,2,3,6\}\)のとき、次の集合を答えなさい。

(1)\(\overline{A∪B}\)
(2)\(\overline{A}∩\overline{B}\)
(3)\(\overline{A∩B}\)
(4)\(\overline{A}∪\overline{B}\)
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