1-1-2 二項定理(要点)

二項定理

【二項定理】

\((a+b)^n={}_{n}\mathrm{C}_0a^n+{}_{n}\mathrm{C}_1a^{n-1}b+・・・+{}_{n}\mathrm{C}_{n-1}ab^{n-1}+{}_{n}\mathrm{C}_nb^n\)

\({}_{n}\mathrm{C}_0,{}_{n}\mathrm{C}_1,・・・,{}_{n}\mathrm{C}_{n-1},{}_{n}\mathrm{C}_n\)を二項係数という。
二項係数を順に並べて書くと、以下のような図になる。
n=0 1 n=1 1 1 n=2 1 2 1 n=3 1 3 3 1 n=4 1 4 6 4 1 n=5 1 5 10 10 5 1 n=6 1 6 15 20 15 6 1
この図をパスカルの三角形といい、
・各段の両端は全て\(1\)になっている。
・各段の数は左上と右上の和になっている。
という性質を持つ。

【例題】次の式を展開しなさい。

(1)\((x+2)^3\)

(2)\((2x-3y)^4\)

二項定理の一般項

【二項定理の一般項】

\((a+b)^n\)の展開式の各項は\({}_{n}\mathrm{C}_ra^{n-r}b^r\)と表すことができる。


【例題】次の式の展開式で[]内に指定された項の係数を答えなさい。

(1)\((x+3)^7\ \ [x^4]\)

(2)\((a-2b)^4\ \ [a^3b]\)

多項定理

【多項定理】

\((a+b+c)^n\)の展開式における\(a^pb^qc^r\)の係数は\(\displaystyle \frac{n!}{p!q!r!}\)
ただし、\(p+q+r=n\)とする。


【例題】次の式の展開式で[]内に指定された項の係数を答えなさい。

(1)\((a+b+c)^7\ \ [ab^3c^3]\)

(2)\((a-2b+3c)^6\ \ [ab^2c^3]\)

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5章 指数関数と対数関数

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6章 微分と積分

6-1 微分係数と導関数

6-2 関数の値の変化

6-3 積分法

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