1-2-1 等式の証明(要点)

等式の証明

【等式の証明】

等式\(A=B\)を証明するには、次の\(3\)つの方法がよく用いられる。
・\(A\)を変形して\(B\)を導く。または、\(B\)を変形して\(A\)を導く。
・\(A\)と\(B\)をそれぞれ変形して、同じ式を導く。
・\(A-B=0\)であることを導く。


【例題】次の等式を証明しなさい。
\((a^2+2)(b^2+2)=(ab+2)^2+2(a-b)^2\)

条件付き等式の証明

【条件付き等式の証明】

条件付きの等式の証明は、
(1)条件式を変形する。
(2)左辺と右辺のそれぞれの式に条件式を代入して文字を\(1\)つ消す。
(3)左辺=右辺であることを導く。


【例題】\(a+b=c\)のとき、次の等式を証明しなさい。
\(a^2+b^2=c^2-2ab\)

比例式の証明

\(\displaystyle \frac{a}{b}=\frac{c}{d}\)のように、比の値が等しいことを示した等式を比例式という。

【比例式の証明】

比例式の証明は、
(1)\(\displaystyle \frac{a}{b}=\frac{c}{d}=k\)とおく。
(2)\(a=bk,c=dk\)と変形させて、左辺と右辺にそれぞれ代入する。
(3)左辺=右辺であることを導く。


【例題】\(\displaystyle \frac{a}{b}=\frac{c}{d}\)のとき、次の等式を証明しなさい。
\(\displaystyle \frac{a+c}{b+d}=\frac{2a-c}{2b-d}\)

メニュー
1章 式と証明

1-1 式と計算

1-2 等式と不等式の証明

2章 複素数と方程式

2-1 複素数と二次方程式

2-2 高次方程式

3章 図形と方程式

3-1 点と直線

3-2 円と直線

3-3 軌跡と領域

4章 三角関数

4-1 三角関数

4-2 加法定理

5章 指数関数と対数関数

5-1 指数関数

5-2 対数関数

6章 微分と積分

6-1 微分係数と導関数

6-2 関数の値の変化

6-3 積分法

1章 式と証明

1-1 式と計算

1-2 等式と不等式の証明

2章 複素数と方程式

2-1 複素数と二次方程式

2-2 高次方程式

3章 図形と方程式

3-1 点と直線

3-2 円と直線

3-3 軌跡と領域

4章 三角関数

4-1 三角関数

4-2 加法定理

5章 指数関数と対数関数

5-1 指数関数

5-2 対数関数

6章 微分と積分

6-1 微分係数と導関数

6-2 関数の値の変化

6-3 積分法

当サイトに一言
このサイトは個人で作成しており、閲覧者からのコメントを元にサイトの改善、精度を上げていきたいと考えています。
質問・問題のミス・改善要望、問い合わせがあればご連絡ください。

名前[必須]

メールアドレス[必須](メールアドレスが公開されることはありません。)

コメント