和の法則と積の法則
【和の法則】
2つの事柄\(A,B\)があり、\(A\)である場合が\(a\)通り、\(B\)である場合が\(b\)通りある。\(A\)と\(B\)は同時に起こらないとき、\(A\)または\(B\)である場合は、\(a+b\)通りである。
【積の法則】
2つの事柄\(A,B\)があり、\(A\)である場合が\(a\)通り、\(A\)であるそれぞれの場合に対して\(B\)である場合が\(b\)通りある。このとき、\(A\)かつ\(B\)である場合は、\(a\times b\)通りである。
【例題】次の問いに答えなさい。
(1)大小\(2\)個のさいころを同時に投げるとき、目の数の和が\(10\)以上となる場合は何通りか答えなさい。
・目の数の和が\(10\)のとき、\((4,6), (5,5), (6,4)\)の\(3\)通り
・目の数の和が\(11\)のとき、\((5,6), (6,5)\)の\(2\)通り
・目の数の和が\(12\)のとき、\((6,6)\)の\(1\)通り
和の法則より、\(6\)通り
(2)\(2\)つのさいころ\(A,B\)を同時に投げるとき、\(A\)の目が奇数で\(B\)の目が\(5\)以上である場合は何通りか答えなさい。
・\(A\)の目の数が奇数のとき、\(1,3,5\)の\(3\)通り
・\(B\)の目が\(5\)以上であるとき、\(5,6\)の\(2\)通り
積の法則より、\(6\)通り
約数の個数と総和
【例題】次の問いに答えなさい。
(1)\(200\)の正の約数の個数を求めなさい。
\(200\)を素因数分解すると、
\(200=2^3\times5^2\)
よって、求める正の約数の個数は
\((3+1)\times(2+1)=12\)
(2)\(200\)の正の約数の和を求めなさい。
\(200\)を素因数分解すると、
\(200=2^3\times5^2\)
よって、求める正の約数の和は
\((1+2+2^2+2^3)\times(1+5+5^2)=465\)