【中学2年数学】1-2 式の利用|要点まとめ

このページでは、中学2年で学ぶ「式の利用」について、わかりやすくまとめています。倍数・余り・連続数・自然数といった数の性質を文字式で表す方法や、等式の変形の基本を整理して解説しています。

数の性質を式で表す方法

倍数を文字式で表す

【倍数】
\(n\)を整数としたとき、
偶数(\(2\)の倍数):\(2n\)
\(3\)の倍数:\(3n\)
\(4\)の倍数:\(4n\)

余りを文字式で表す

【余り】
\(n\)を整数としたとき、
奇数(\(2\)で割ると\(1\)余る数):\(2n+1\)
\(3\)で割ると\(1\)余る数:\(3n+1\)
\(7\)で割ると\(4\)余る数:\(7n+4\)

【例題】偶数と奇数の和は奇数になることを証明しなさい。

連続する数を文字式で表す

【連続数】
連続する自然数:\(n,n+1\)
連続する偶数:\(2n,2n+2\)
連続する奇数:\(2n+1,2n+3\)

自然数を文字式で表す

【自然数】
十の位を\(a\)、一の位を\(b\)としたとき、
\(2\)桁の自然数:\(10a+b\)

百の位を\(a\)、十の位を\(b\)、一の位を\(c\)としたとき、
\(3\)桁の自然数:\(100a+10b+c\)

【例題】一の位が\(0\)ではない\(2\)桁の整数を\(A\)、\(A\)の十の位と一の位を入れかえてできる整数を\(B\)とする。このとき、\(A+B\)が\(11\)の倍数になることを証明しなさい。

等式の変形の基本と解き方

【等式の変形】
次のように、\(x,y\)についての等式を変形して、\(x\)の値を求めることを\(x\)について解くという。
\(y=2x+1\)
\(x\)について解くと、
\(\displaystyle x=\frac{y-1}{2}\)

【例題】次の式において、()内の文字について解きなさい。

(1)\(5x-7y+1=0\ (x)\)
(2)\(\displaystyle \frac{a}{3}+5=P\ (a)\)
(3)\(4x^2y=16A\ (y)\)
(4)\(\displaystyle V=\frac{1}{3}\pi r^2h\ (h)\)
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中学2年数学の単元
    1-1 式の計算
    1-2 式の利用
    2-1 連立方程式の解き方
    2-2 連立方程式の利用
    3-1 1次関数
    3-2 1次関数と方程式
    4-1 平行線と角
    4-2 合同と証明
    7-1 データの活用
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