4-1 平行線と角(要点)

平行線と角

対頂角

2直線が交わるとき、\(∠a\)と\(∠b\)のように向かい合った角を対頂角という。

a b

【対頂角の性質】

対頂角は等しい。

同位角

2直線に1直線が交わるとき、\(∠a\)と\(∠b\)のような位置にある角を同位角という。

a b m

【平行線と同位角】

2直線に1つの直線が交わるとき、次のことが成り立つ。
(1)2直線が平行ならば、同位角は等しい。
(2)同位角が等しければ、2直線は平行である。

錯角

2直線に1直線が交わるとき、\(∠a\)と\(∠b\)のような位置にある角を錯角という。

a b m

【平行線と錯角】

2直線に1つの直線が交わるとき、次のことが成り立つ。
(1)2直線が平行ならば、錯角は等しい。
(2)錯角が等しければ、2直線は平行である。

【例題】\(ℓ//m\)のとき、角の大きさをそれぞれ求めなさい。

(1)

x y 63° 76° m

(2)

x 72° 51° m

(3)

x 63° 82° m

三角形の角

内角と外角

図の赤で表した角を三角形の内角という。
それに対して、各辺の延長した直線と隣り合う角を外角という。

内角 外角

三角形の内角と外角

【三角形の内角】

三角形の内角の和は180°である。
a b c
\[∠a+∠b+∠c=180°\]

【三角形の内角と外角】

三角形の外角はそれと隣り合わない2つの内角の和に等しい。
a b x
\[∠x=∠a+∠b\]

【例題】角の大きさをそれぞれ求めなさい。

(1)

x 117° 40°

(2)

x 149° 63°

多角形の角

内角の和

頂点の数が\(n\)である多角形を\(n\)角形という。

【多角形の内角の和】

\(n\)角形の内角の和は180°×(\(n\)-2)である。

外角の和

【多角形の外角の和】

\(n\)角形の外角の和は360°である。

【例題】

(1)十二角形の内角の和を求めなさい。

(2)正八角形の1つの外角を求めなさい。

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