【中学2年数学】5-2 四角形|要点まとめ

このページでは、中学2年数学「四角形」について要点を整理しています。平行四辺形・ひし形・長方形・正方形の定義と性質を学び、さらに平行線を使った等積変形の考え方をまとめています。

平行四辺形

対辺と対角

【対辺と対角】
四角形の向かい合う辺を対辺、向かい合う角を対角という。 対辺の説明 対辺 対角の説明 対角

平行四辺形の定義

【平行四辺形の定義】
\(2\)組の対辺はそれぞれ平行である。 平行四辺形の定義

平行四辺形の性質(定理)

【平行四辺形の定理】
(1)\(2\)組の対辺はそれぞれ等しい。 平行四辺形の定理(1) (2)\(2\)組の対角はそれぞれ等しい。 平行四辺形の定理(2) (3)\(2\)組の対角線はそれぞれの中点で交わる。 平行四辺形の定理(3) (4)\(1\)組の対辺が平行で長さが等しい。 平行四辺形の定理(4)

【例題】平行四辺形ABCDの対角線AC上にAE=CFとなるように点E,Fをとる。このとき、BE=DFとなることを証明しなさい。
平行四辺形の証明の問題図 A B C D E F

いろいろな四角形

ひし形の定義と性質

【ひし形の定義】
\(4\)つの辺が等しい四角形をひし形という。 ひし形の定義 【ひし形の定理】
\(2\)本の対角線は垂直に交わる。 ひし形の定理

長方形の定義と性質

【長方形の定義】
\(4\)つの角が等しい四角形を長方形という。 長方形の定義 【長方形の定理】
\(2\)本の対角線は長さが等しい。 長方形の定理

正方形の定義と性質

【正方形の定義】
\(4\)つの辺が等しく、\(4\)つの角が等しい四角形を正方形という。 正方形の定義 【正方形の定理】
\(2\)本の対角線は垂直に交わり、長さが等しい。 正方形の定理

【まとめ】
ひし形、長方形は平行四辺形の定義・定理を全て持っている。
正方形は平行四辺形、ひし形、長方形の定理・定義を全て持っている。

【例題】平行四辺形ABCDで\(2\)本の対角線が直角に交わっているとき、ABCDはひし形であることを証明しなさい。
ひし形の証明の問題図 A B C D O

等積変形

平行線の距離

【平行線の距離】
平行な\(2\)直線ℓ,mでℓ上の\(2\)点A,Bから垂線を引き、直線mとの交点をC,Dとすると、直線ℓのどこをとってもAC=BDが成り立つ。 平行線の距離 A B C D m

平行線と面積の関係

【平行線と面積】
△ACDと△BCDは底辺が共通で、高さが等しいので、面積が等しい。
このとき、△ACD=△BCDと表す。 平行線と面積 A B C D m

【例題】次の三角形と等しい面積の三角形を答えなさい。ただし、ℓ//mとする。

平行線と面積の問題図 A B C D E m
(1)△ABC
(2)△ACD
(3)△ABE
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中学2年数学の単元
    1-1 式の計算
    1-2 式の利用
    2-1 連立方程式の解き方
    2-2 連立方程式の利用
    3-1 1次関数
    3-2 1次関数と方程式
    4-1 平行線と角
    4-2 合同と証明
    7-1 データの活用
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