加法
足し算のことを加法という。
加法の答えを和という。
同符号の和
【同符号の和】
2数の絶対値の和に共通の符号をつける。
【例】次の同符号の2数を加法しなさい。
(1)\begin{align}({\color{red}+}7)+({\color{red}+}3) &= {\color{red}+}(7+3) \\ &= {\color{red}+}10\end{align}
+7と+3は「+」であり同符号である。よって、2数の絶対値の和(7+3)に共通の符号(+)をつければ答えとなる。
(2)\begin{align}({\color{red}-}4)+({\color{red}-}5) &= {\color{red}-}(4+5) \\ &= {\color{red}-}9\end{align}
-4と-5は「-」であり同符号である。よって、2数の絶対値の和(4+5)に共通の符号(-)をつければ答えとなる。
【例題】次の同符号の2数を加法しなさい。
(1)\[(+4)+(+5)\]
\[+9\]
(2)\[(-8)+(-6)\]
\[-14\]
(3)\[(-3)+(-8)\]
\[-11\]
(4)\[(+9)+(+7)\]
\[+16\]
異符号の和
【異符号の和】
2数の絶対値の差に絶対値の大きい方の符号をつける。
【例】次の異符号の2数を加法しなさい。
(1)\begin{align}({\color{red}-}8)+({\color{red}+}6) &= {\color{red}-}(8-6) \\ &= {\color{red}-}2\end{align}
-8と+6の絶対値を比較したとき、-8の方が絶対値が大きい。よって、8と6の差(8-6)に「-」の符号をつける。
(2)\begin{align}({\color{red}-}10)+({\color{red}+}12) &= {\color{red}+}(12-10) \\ &= {\color{red}+}2\end{align}
-10と+12の絶対値を比較したとき、+12の方が絶対値が大きい。よって、12と10の差(12-10)に「+」の符号をつける。
【例題】次の異符号の2数を加法しなさい。
(1)\[(+7)+(-9)\]
\[-2\]
(2)\[(-5)+(+8)\]
\[+3\]
(3)\[(+25)+(-13)\]
\[+12\]
(4)\[(-6)+(+6)\]
\[0\]
加法の交換法則と結合法則
【加法の交換法則】
\[a+b=b+a\]
【加法の結合法則】
\[(a+b)+c=a+(b+c)\]