【中学1年数学】5-3 円とおうぎ形|要点まとめ

このページでは、中学1年数学で学ぶ「円とおうぎ形」の基本をまとめています。円の用語や円周・面積の計算方法、おうぎ形の作り方と面積の求め方を図解でわかりやすく整理しているので、学習のポイントを効率的に理解できます。

円の用語

【円の用語】
円周の一部分をといい、\(2\)点A、Bを両端とする円周一部分を弧ABという。
弧ABの両端の点A、Bを結んだ線分をという。
弧ABの両端の点A、Bと円の中心Oを結んでできた∠AOBを中心角という。 円の説明図 A B O 中心角

円周・面積の計算方法

【円周率】
円周の直径に対する割合を円周率といい、円周率のおよその値\(3.14\)の代わりに\(\pi\)を使う。

【円周】
半径\(r\)の円の周の長さを\(ℓ\)とすると、\(ℓ=2\pi r\)

【面積】
半径\(r\)の円の面積を\(S\)とすると、\(S=\pi r^2\)


【例】半径が\(6\)cmのとき、次の問いに答えなさい。
(1)周の長さ
\(ℓ=2\pi×6=12\pi\)
【答】\(12\pi\ \)cm
(2)面積
\(S=\pi×6^2=36\pi\)
【答】\(36\pi\ \)cm\(^2\)

【例題】直径が\(10\)cmの円周の長さと面積をそれぞれ求めなさい。

おうぎ形の定義と面積

【おうぎ形】
\(2\)つの半径とその間にある弧によって囲まれた図形をおうぎ形という。 おうぎ形の説明図 中心角 おうぎ形 【弧の長さ】
半径\(r\)、中心角\(a°\)のおうぎ形の弧の長さを\(ℓ\)とすると、\(\displaystyle ℓ=2\pi r×\frac{a}{360}\)

【面積】
半径\(r\)、中心角\(a°\)のおうぎ形の面積を\(S\)とすると、\(\displaystyle S=\pi r^2×\frac{a}{360}\)


【例】半径が\(10\)cm、中心角が\(60°\)のおうぎ形のとき、次の問いに答えなさい。
(1)弧の長さ
\(\displaystyle ℓ=2\pi×10×\frac{60}{360}=\frac{10}{3}\pi\)
【答】\(\displaystyle \frac{10}{3}\pi\ \)cm

(2)面積
\(\displaystyle S=\pi×10^2×\frac{60}{360}=\frac{50}{3}\pi\)
【答】\(\displaystyle \frac{50}{3}\pi\ \)cm\(^2\)

【例題】半径が\(3\)cm、中心角\(120°\)のおうぎ形の弧の長さと面積をそれぞれ求めなさい。
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中学1年数学の単元
    1-1 正の数、負の数
    1-2 加法と減法
    1-3 乗法と除法
    2-1 文字式
    2-2 一次式の計算
    3-1 方程式の解き方
    3-2 一次方程式の利用
    4-1 比例
    4-2 反比例
    4-3 比例、反比例の利用
    5-1 平面図形の基本
    5-2 作図
    5-3 円とおうぎ形
    6-1 空間図形の基本
    6-2 空間図形の表し方
    6-3 立体の体積と表面積
    7-1 資料の整理
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