【小学6年算数】多角形と対称|線対称・点対称の要点まとめ

このページでは、小学6年生で学ぶ「多角形と対称」について、正多角形の線対称・点対称の性質や見つけ方をわかりやすくまとめています。図を使った丁寧な解説で、作図の方法や対称の数え方も学べます。理解を深めるためのポイントを押さえて、確実に習得しましょう。

正多角形と対称な図形

【正多角形】
(1)正多角形は全て線対称である。
(2)対称の軸の本数は角の数と同じである。
(3)辺の数が偶数の正多角形は、すべて点対称である。

正多角形はすべての辺の長さが等しく、すべての内角の大きさも等しい図形です。
この性質から、どの正多角形も「ある直線で折り返すとぴったり重なる」線対称な図形になります。
対称の軸の本数は辺の数(角の数)と同じになります。

正多角形の対称

正多角形には、線対称や点対称の性質があります。正六角形には6本の対称の軸があります。

正六角形の線対称の軸 正六角形と、その対称の軸を6本示した図。垂直・水平・斜めの軸がそれぞれあり、すべての軸が中心を通っている。 正六角形の対称の軸(6本)

正多角形が線対称になるのはなぜ?

線対称とは、ある直線を折り目にして図形を折ったとき、両側がぴったり重なることです。この折り目になる直線を対称の軸といいます。
正多角形は、すべての辺の長さと内角の大きさが等しい図形です。そのため、対応する頂点や辺が折り目の両側で重なる位置に軸を引くと、図形全体がぴったり重なります。
正六角形では、向かい合う頂点を結ぶ軸が3本、向かい合う辺の中点を結ぶ軸が3本あります。合わせて6本の対称の軸があります。

対称の軸を見つけるときのポイント

  • 辺の数が奇数の正多角形では、各頂点と反対側の辺の中点を通る軸がある。
  • 辺の数が偶数の正多角形では、向かい合う頂点を通る軸と、向かい合う辺の中点を通る軸がある。
  • 同じ直線を重複して数えず、対称の軸の本数が辺の数と同じになることを確認する。

正多角形の対称の軸の本数

正多角形の対称の軸の本数は、辺の数と同じです。
例えば、正三角形には3本、正方形には4本、正五角形には5本、正六角形には6本の対称の軸があります。正多角形では、辺の数が増えると対称の軸の本数も増えます。
ただし、軸の位置は図形によって異なります。頂点を通る軸だけでなく、向かい合う辺の中点を通る軸もあることに注意しましょう。

正多角形の性質
図形 線対称 軸の数 点対称
正三角形 ○ 3 ×
正四角形 ○ 4 ○
正五角形 ○ 5 ×
正六角形 ○ 6 ○
正七角形 ○ 7 ×
正八角形 ○ 8 ○
正九角形 ○ 9 ×
正十角形 ○ 10 ○

正多角形が点対称になる条件

点対称な図形とは、ある点(対称の中心)を中心に180度回転させると、図形全体が元の位置にぴったり重なる図形です。対応する点どうしを結ぶ線分は、対称の中心で二等分されます。
正多角形の場合、辺の数が偶数のときだけ点対称になります。
正多角形の中心を回転の中心にすると、辺の数が偶数の場合は、180度回転によって各頂点が反対側の頂点に移り、図形全体がぴったり重なります。そのため、辺の数が偶数の正多角形は点対称です。
辺の数が奇数の正多角形(正三角形・正五角形など)は、180度回転しても頂点がうまく重ならないため、点対称にはなりません。

正五角形と正六角形の点対称の比較 左側に正五角形、右側に正六角形を並べ、それぞれの中心を示した比較図。正六角形は中心を基準に180度回転すると元の図形と重なるが、正五角形は重ならないことを表している。 正五角形 点対称ではない 正六角形 点対称である 点対称の比較(中心を基準に180°回転)

点対称かどうかを見分ける方法

図形の中心を決め、その点を中心に180度回転させたとき、図形全体がもとの位置に重なるかを考えます。対応する点は、回転の中心から見て反対側に同じ距離だけ離れた位置に移ります。
正六角形は、中心を中心に180度回転させるともとの図形に重なるため、点対称な図形です。一方、正五角形は180度回転させても重ならないため、点対称ではありません。

線対称と点対称の違い

  • 線対称:直線を折り目にして折ると重なる。
  • 点対称:ある点を中心に180度回転すると重なる。

【例題】次の文章に当てはまる図形を選びなさい。
(A)正五角形
(B)正六角形

(1)線対称な図形はどれか答えなさい。
(2)線対称な図形でもあり、点対称な図形はどれか答えなさい。
(3)対称の軸の本数が奇数になる図形はどれか答えなさい。
(4)\(180^\circ\)回転させると元の図形に重なる図形はどれか答えなさい。

練習問題・次の単元

多角形と対称を学んだら、練習問題で理解を確認しましょう。

関連する学習内容

「多角形と対称」とあわせて学習して、図形の性質を理解しましょう。

よくある質問

【小学6年算数】多角形と対称について、よくある質問をまとめています。

正多角形はすべて線対称な図形ですか?

はい。正多角形はすべて線対称な図形です。正三角形や正五角形では対称の軸が辺の数と同じ本数あり、正六角形では6本あります。

正多角形の対称の軸は何本ありますか?

正多角形の対称の軸は、辺の数と同じ本数あります。例えば、正五角形は5本、正六角形は6本、正八角形は8本です。

正多角形はすべて点対称な図形ですか?

いいえ。正多角形のうち、点対称な図形になるのは辺の数が偶数のものです。正方形や正六角形は点対称ですが、正三角形や正五角形は点対称ではありません。

点対称な正多角形の対称の中心はどこですか?

点対称な正多角形では、図形の中心が対称の中心になります。正六角形などの正多角形では、図形の中心を回転の中心にして180度回転させると、元の図形と重なります。