【中学3年数学】3-2 2次方程式の利用|要点まとめ

このページでは、中学3年数学の「2次方程式の利用」について解説しています。整数を使った文章題、図形の面積や長さを求める問題、動点を扱う問題など、入試や定期テストで頻出の応用問題をわかりやすく整理しました。

2次方程式の文章題の種類

整数の文章題(連続する整数・二乗を含む問題)

【例題】次の問いに答えなさい。

(1)連続する\(2\)つの整数がある。この\(2\)数の\(2\)乗の和は\(61\)になる。この\(2\)数を求めなさい。
(2)ある数を\(2\)乗しなければならないのに、\(2\)倍したため、計算の結果が\(35\)小さくなった。ある数を求めなさい。

平面図形の応用問題(面積・辺の長さ)

【例題】次の問いに答えなさい。

(1)縦\(30\)m、横\(45\)mの長方形の土地に、図のように縦横同じ幅の道をつけて、残りの土地を花壇にしたい。花壇の総面積を\(1000\)m\(^2\)にするには、道幅は何mにすればよいか答えなさい。
図形の問題図 30m 45m
(2)ある正方形がある。この正方形の縦を\(10\)cm伸ばし、横を\(2\)cm縮めてできた長方形の面積は、元の正方形の面積の\(2\)倍より\(20\)cm\(^2\)小さくなった。元の正方形の\(1\)辺の長さを求めなさい。
(3)周の長さが\(38\)cm、面積\(84\)cm\(^2\)の長方形の縦と横の長さを求めなさい。但し、横の方が長いものとする。

動点の問題(時間と位置の関係を式で表す)

【例題】次の問いに答えなさい。

(1)△ABCはBC\(=12\)cm,AC\(=6\)cm,∠BCA\(=90°\)の直角三角形である。点Pは頂点Bを出発して毎秒\(2\)cmで頂点Cまで進む。同時に点Qは頂点Cを出発して毎秒\(1\)cmで頂点Aまで進む。△PCQの面積が\(9\)cm\(^2\)になるのは出発してから何秒後になるか求めなさい。
動点の問題図(1) A B C P Q
(2)\(1\)辺\(18\)cmの正方形ABCDにおいて、点Pは頂点Aから頂点B、点Qは頂点Dから頂点Aまで動く。PとQは同時に出発して両方とも毎秒\(1\)cmで動くものとする。△QPCの面積が\(126\)cm\(^2\)になるのは出発してから何秒後になるか求めなさい。
動点の問題図(2) A B C D P Q
次の学習に進もう!
中学3年数学の単元
    1-1 式の展開
    1-2 因数分解
    1-3 式の活用
    2-1 平方根
    2-2 平方根の計算
    3-1 2次方程式の解き方
    3-2 2次方程式の利用
    4-1 2乗に比例する関数
    5-1 相似な図形
    5-2 平行線と線分の比
    5-3 相似と面積比・体積比
    6-1 円と角
    6-2 円と直線
    7-1 三平方の定理
    7-2 平面図形への利用
    7-3 空間図形への利用
    8-1 標本調査
## ご意見・ご要望はこちら
サイト改善のため、誤字訂正やご意見をお気軽にお寄せください。

名前[必須]

メールアドレス[必須](メールアドレスが公開されることはありません。)

コメント