2-2-1 連続型確率変数(要点)

連続型確率変数

【連続型確率変数】

次の資料は\(40\)人の身長について調べたものである。この\(40\)人の中から\(1\)人を選び、その身長を\(Xcm\)とする。
階級(cm) 階級値(cm) 度数(人) 相対度数
以上    未満
135∼140
137.5 2 0.05
140∼145 142.5 3 0.075
145∼150 147.5 4 0.1
150∼155 152.5 5 0.125
155∼160 157.5 10 0.25
160∼165 162.5 8 0.2
165∼170 167.5 5 0.125
170∼175 172.5 3 0.075
合計 40 1

\(X\)の属する階級の階級値が\(147.5\)となる確率は\(145\leqq X<150\)となる確率\(P(145\leqq X<150)\)に等しい。 これは階級\(145~150\)の相対度数\(0.1\)と一致する。 つまり、\(X\)は\(X\)の属する階級の階級値となる確率変数といえる。
135 140 145 150 155 160 165 170 175 0 0.05 0.1 0.15 0.2 0.25 (cm)

各階級の相対度数を長方形の面積で表したヒストグラムで、各長方形の面積の和は\(1\)である。 連続した値を取る確率変数\(X\)を連続型確率変数という。
x y O a b y=f(x)

このような連続型確率変数\(X\)の確率分布を考える場合、\(1\)つの曲線\(y=f(x)\)を対応させ、\(a\leqq X\leqq b\)となる確率\(P(a\leqq X\leqq b)\)がグレー部分の面積で表されるようにする。
このとき、関数\(f(x)\)を\(X\)の確率密度関数といい、曲線\(y=f(x)\)を\(X\)の分布曲線という。

確率密度関数\(f(x)\)は次のような性質をもつ。
・\(\displaystyle f(x)\geqq 0\)
・\(\displaystyle P(a\leqq X\leqq b)=\int_a^b f(x)dx\)
・\(\alpha\leqq X\leqq\beta\)のとき、\(\displaystyle \int_\alpha^\beta f(x)dx=1\)

【例題】確率変数\(X\)のとり得る値\(x\)の範囲が\(0\leqq x\leqq 1\)で、その確率密度関数が\(f(x)=2x(0\leqq x\leqq 1)\)で表されるとき、確率\(\displaystyle P\left(\frac{1}{2}\leqq X\leqq 1\right)\)を求めなさい。

1章 数列

1-1 等差数列と等比数列

1-2 いろいろな数列

1-3 数学的帰納法

2章 統計的な推測

2-1 確率分布

2-2 正規分布

2-3 統計的な推測

1章 数列

1-1 等差数列と等比数列

1-2 いろいろな数列

1-3 数学的帰納法

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2-1 確率分布

2-2 正規分布

2-3 統計的な推測

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