5-1 小数と小数のわり算(要点)

小数のわり算

小数のわり算

【小数のわり算】

小数のわり算は、次のように求めます。
(1)わる数の小数点を右へ移して整数にする。
(2)わられる数の小数点も(1)で移した桁数と同じ桁数だけ右に移す。
(3)わる数が整数のときと同じように計算し、商の小数点はわられる数の移した小数点にそろえて打つ。


【例】\(1.674\div0.62\)

\begin{array}{r} 2\textcolor{green}{.}7 \\[-3pt] 0\textcolor{blue}{\cancel{.}}62\enclose{longdiv}{1\textcolor{red}{\cancel{.}}67\textcolor{red}{.}4} \\[-3pt] \underline{1\phantom{\cancel{.}}24\phantom{.00}} \\[-3pt] 43\phantom{.}4\phantom{.} \\[-3pt] \underline{43\phantom{.}4\phantom{.}} \\[-3pt] 0\phantom{.} \end{array} (1)小数点を右に移して整数にする。→2桁
(2)わられる数の同じ桁数を右に移す。→2桁
(3)計算して、商の小数点を移した小数点にそろえて打つ。

【例題】次の計算をしなさい。

(1)6÷0.5

(2)10÷0.25

(3)1.6÷0.4

(4)2.4÷0.04

(5)0.2÷0.5

(6)0.03÷0.06

(7)2.94÷1.4

(8)4.25÷0.85

わり切れるまでのわり算

【わり切れるまでのわり算】

わり切れるまでのわり算は、次のように求めます。
(1)小数点を移すとき、足りない場合は0を付け足す。
(2)計算していて、おろす数がないとき、0を付け足す。
(3)1の位の後ろには、小数点が隠れている。


【例】\(4\div2.5\)

\begin{array}{r} 1\textcolor{green}{.}6 \\[-3pt] 2\textcolor{blue}{\cancel{.}}5\enclose{longdiv}{4\phantom{.}\textcolor{blue}{0}\phantom{0}} \\[-3pt] \underline{2\phantom{.}5\phantom{.0}} \\[-3pt] \phantom{0}1\phantom{.}5\phantom{.}\textcolor{red}{0} \\[-3pt] \underline{1\phantom{.}5\phantom{.}0} \\[-3pt] 0 \end{array} (1)小数点を移すとき、足りない場合は0を付け足す。
(2)おろす数がないとき、0を付け足す。
(3)1の位の後ろには、小数点が隠れている。

【例題】わり切れるまで計算をしなさい。

(1)4.2÷0.12

(2)84÷0.56

(3)2.98÷0.4

(4)1.7÷6.8

概数のわり算

【概数のわり算】

概数のわり算は、次のように求めます。
(1)四捨五入で小数第1位(\(\frac{1}{10}\)の位)までの概数を求める場合、小数第2位(\(\frac{1}{100}\)の位)まで求めて、四捨五入する。
(2)四捨五入で1の位までの概数を求める場合、小数第1位(\(\frac{1}{10}\)の位)まで求めて、四捨五入する。
(3)上から2桁の概数を求める場合、上から3桁まで求めて、四捨五入する。
(4)上から1桁の概数を求める場合、上から2桁まで求めて、四捨五入する。


【例題】商は四捨五入して小数第1位までの概数を求めなさい。

(1)6.2÷4.6

(2)0.63÷0.8

【例題】商は四捨五入して上から2桁の概数を求めなさい。

(3)41÷8.6

(4)2.7÷9.4

小数のわり算の余り

【小数のわり算の余り】

小数のわり算の余りは、わられる数の元の小数点の位置にそろえて打つ。


【例】\(20.3\div1.8\)

\begin{array}{r} 1\phantom{\cancel{.}}1\phantom{.} \\[-3pt] 1\cancel{.}8\enclose{longdiv}{2\phantom{.}0\cancel{.}3} \\[-3pt] \underline{1\phantom{.}8\phantom{\cancel{.}.0}} \\[-3pt] \phantom{0}2\phantom{\cancel{.}}3\phantom{.} \\[-3pt] \underline{1\phantom{\cancel{.}}8\phantom{.}} \\[-3pt] 0\textcolor{blue}{.}\phantom{.}5\phantom{.} \\[-3pt] \end{array} わられる数の元の小数点の位置にそろえて打つ。

【例題】小数第1位まで求めて、余りも出しなさい。

(1)6.9÷1.3

(2)0.42÷0.13

小数倍

第1用法

【例題】次の計算をしなさい。

(1)620gは3.1gの何倍か求めなさい。

(2)320ℓは2.5ℓの何倍か求めなさい。

(3)810cmは5.4cmの何倍か求めなさい。

第2用法

【例題】次の計算をしなさい。

(1)90gの1.4倍を求めなさい。

(2)3ℓの0.9倍を求めなさい。

(3)2.5mの0.6倍を求めなさい。

第3用法

【例題】次の計算をしなさい。

(1)3kgは元の重さの2.5倍だった。元の重さを求めなさい。

(2)36ℓは元の水量の7.5倍だった。元の水量を求めなさい。

(3)93.6mは元の長さの5.2倍だった。元の長さを求めなさい。

メニュー
1章 整数と小数 2章 体積 3章 比例 4章 小数のかけ算 5章 小数のわり算 6章 合同な図形と角 7章 整数の性質 8章 分数 9章 平均 10章 単位量あたりの大きさ 11章 三角形や四角形の面積 12章 割合とグラフ 13章 正多角形と円 14章 角柱と円柱
1章 整数と小数 2章 体積 3章 比例 4章 小数のかけ算 5章 小数のわり算 6章 合同な図形と角 7章 整数の性質 8章 分数 9章 平均 10章 単位量あたりの大きさ 11章 三角形や四角形の面積 12章 割合とグラフ 13章 正多角形と円 14章 角柱と円柱
当サイトに一言
このサイトは個人で作成しており、閲覧者からのコメントを元にサイトの改善、精度を上げていきたいと考えています。
質問・問題のミス・改善要望、問い合わせがあればご連絡ください。

名前[必須]

メールアドレス[必須](メールアドレスが公開されることはありません。)

コメント