【高校数学C】1-2-2 ベクトルの図形への応用|要点まとめ

このページでは、高校数学Cの「ベクトルの図形への応用」について整理しています。3点が一直線上にある条件や交点の位置ベクトル、内積を用いた図形の性質についてわかりやすく解説します。例題や図を活用して理解を深め、ベクトルを用いた図形問題に対応できる力を養いましょう。

3点が一直線上にある条件と位置ベクトルの使い方

【3点が一直線上にある条件】
\(3\)点\(A,B,C\)が一直線上にある。\(\Leftrightarrow \overrightarrow{AC}=k\overrightarrow{AB}\)となる定数\(k\)がある。

【例題】平行四辺形\(ABCD\)において、辺\(BC\)を\(4:3\)に内分する点を\(P\)、対角線\(BD\)を\(4:7\)に内分する点を\(Q\)とするとき、\(3\)点\(A,Q,P\)は一直線上にあることを証明しなさい。

交点の位置ベクトルの求め方

【例題】\(△OAB\)において、辺\(OA\)の中点を\(C\)、辺\(OB\)を\(3:4\)に内分する点を\(D\)、線分\(AD\)と\(BC\)の交点を\(P\)とする。\(\overrightarrow{OA}=\vec{a},\overrightarrow{OB}=\vec{b}\)とするとき、\(\overrightarrow{OP}\)を\(\vec{a},\vec{b}\)を用いて表しなさい。

内積を用いた図形の性質の理解

【例題】\(OA=3,OB=2,∠AOB=60°\)の\(△OAB\)がある。次に問いに答えなさい。

(1)\(\overrightarrow{OA}=\vec{a},\overrightarrow{OB}=\vec{b}\)とするとき、\(\vec{a}・\vec{b}\)を求めなさい。
(2)\(△OAB\)の垂線を\(H\)とするとき、\(\overrightarrow{OH}\)を\(\vec{a}・\vec{b}\)を用いて表しなさい。
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