3-1-2 複素数の極形式(要点)

複素数の極形式

【複素数の極形式】

\(z=a+bi=r(\cos\theta+i\sin\theta)\)
ただし、\(r=|z|=\sqrt{a^2+b^2}\)

これを複素数\(z\)の極形式という。\(r\)を絶対値、\(\theta\)を偏角といい、偏角\(\theta\)を\(\arg z\)と表す。


【例題】次の複素数を極形式で表しなさい。ただし、偏角\(\theta\)は\(0\leqq\theta<2\pi\)とする。

(1)\(1+\sqrt{3}i\)

(2)\(-2-2i\)

(3)\(-1\)

(4)\(3i\)

積と商の極形式

【積の極形式】

\(z_1z_2=r_1r_2\{\cos(\theta_1+\theta_2)+i\sin(\theta_1+\theta_2)\}\)
\(|z_1z_2|=|z_1||z_2|,\arg(z_1z_2)=\theta_1+\theta_2\)

【商の極形式】

\(\displaystyle \frac{z_1}{z_2}=\frac{r_1}{r_2}\{\cos(\theta_1-\theta_2)+i\sin(\theta_1-\theta_2)\}\)
\(\displaystyle \left|\frac{z_1}{z_2}\right|=\frac{|z_1|}{|z_2|},\arg\frac{z_1}{z_2}=\theta_1-\theta_2\)


【例題】\(\alpha=\sqrt{3}-i,\beta=-2+2i\)のとき、次の極形式を答えなさい。ただし、偏角\(\theta\)は\(0\leqq\theta<2\pi\)とする。

(1)\(\alpha\beta\)

(2)\(\displaystyle \frac{\alpha}{\beta}\)

1章 平面上のベクトル

1-1 平面上のベクトル

1-2 ベクトルと図形

2章 空間のベクトル

2-1 空間のベクトル

3章 複素数平面

3-1 複素数平面

4章 式と曲線

4-1 二次曲線

4-2 媒介変数表示と極座標

1章 平面上のベクトル

1-1 平面上のベクトル

1-2 ベクトルと図形

2章 空間のベクトル

2-1 空間のベクトル

3章 複素数平面

3-1 複素数平面

4章 式と曲線

4-1 二次曲線

4-2 媒介変数表示と極座標

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