3-1-1 微分係数と導関数(要点)

微分係数

【微分係数と微分可能】

関数\(f(x)\)の\(x=a\)における微分係数\(f'(a)\)は次のように表される。
\(\displaystyle f'(a)=\lim_{x\to a}\frac{f(x)-f(a)}{x-a}\)
微分係数\(f'(a)\)が存在するとき、\(f(x)\)は\(x=a\)で微分可能であるという。

【微分可能と連続】

\(f(x)\)が\(x=a\)において微分可能ならば、\(f(x)\)は\(x=a\)で連続である。

関数 連続な関数 微分可能な 関数

【例題】関数\(f(x)=|x-1|\)について、次の問いに答えなさい。

(1)\(x=1\)において連続か答えなさい。

(2)\(x=1\)において微分可能か答えなさい。

導関数の定義

【導関数の定義】

関数\(f(x)\)がある区間で微分可能であるとき、その区間の\(x\)の値\(a\)に微分係数\(f'(a)\)を対応させる関数を\(f(x)\)の導関数といい、\(f'(x)\)で表す。
関数\(f(x)\)からその導関数\(f'(x)\)を求めることを微分するという。
関数\(f(x)\)の導関数\(f'(x)\)は次の式で定義される。
\(\displaystyle f'(x)=\lim_{h\to0}\frac{f(x+h)-f(x)}{h}\)


【例題】次の関数を導関数の定義に従って微分しなさい。

(1)\(\displaystyle y=\frac{2}{x}\)

(2)\(\displaystyle y=\sqrt{2x}\)

1章 関数

1-1 関数

2章 極限

2-1 数列の極限

2-2 関数の極限

3章 微分法

3-1 導関数

4章 微分法の応用

4-1 導関数の応用

5章 積分法

5-1 不定積分

5-2 定積分

6章 積分法の応用

6-1 積分法の応用

1章 関数

1-1 関数

2章 極限

2-1 数列の極限

2-2 関数の極限

3章 微分法

3-1 導関数

4章 微分法の応用

4-1 導関数の応用

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5-1 不定積分

5-2 定積分

6章 積分法の応用

6-1 積分法の応用

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