直線上の運動
【直線上の運動】
直線上を運動する点\(P\)の座標\(x\)は時刻\(t\)の関数なので、\(x=f(t)\)と表す。このとき、\(\displaystyle \frac{dx}{dt}=f'(t)\)を時刻\(t\)における点\(P\)の速度という。速度を\(v(t)\)とすると、
\(\displaystyle v(t)=\frac{dx}{dt}=f'(t)\)
また、このとき、\(\displaystyle \frac{d^2x}{dt^2}=f''(t)\)を時刻\(t\)における点\(P\)の加速度という。加速度を\(a(t)\)とすると、
\(\displaystyle a(t)=\frac{dv}{dt}=\frac{d^2x}{dt^2}=f''(t)\)
速度\(v\)、加速度\(a\)に対し、\(|v|\)を速さ、\(|a|\)を加速度の大きさという。
【例題】数直線上の動点\(P\)の座標\(x\)が時刻\(t\)の関数として\(x=10-4t+t^3\)と表されるとき、点\(P\)の時刻\(t\)における速度\(v\)、加速度\(a\)を求めなさい。
\(\displaystyle v=\frac{dx}{dt}=-4+3t^2\)
\(\displaystyle a=\frac{dv}{dt}=6t\)