1-2-3 平方根の応用(要点)

対称式

【対称式】

\(x\)と\(y\)を入れかえても、元の式と同じ式になるものを、\(x\)と\(y\)の対称式という。
\(x\)と\(y\)の対称式のうち、\(x+y\)と\(xy\)を基本対称式という。
対称式は基本対称式で表すことができる。

(1)\(x^2+y^2=(x+y)^2-2xy\)
(2)\(x^3+y^3=(x+y)^3-3xy(x+y)\)


【例題】\(\displaystyle x=\frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}+1},y=\frac{\sqrt{3}}{\sqrt{2}-1}\)のとき、次の式の値を求めなさい。

(1)\(x+y\)

(2)\(xy\)

(3)\(\displaystyle \frac{1}{x}+\frac{1}{y}\)

(4)\(x^2+y^2\)

(5)\(x^3+y^3\)

平方根の整数部分と小数部分

【平方根の整数部分と小数部分】

\(x>0\)のとき、\(n\leqq x< n+1\)を満たす0以上の整数\(n\)を\(x\)の整数部分、\(x-n\)の値を\(x\)の小数部分という。

\(\sqrt{x}\)の整数部分を調べるには、\(n^2\leqq x<(n+1)^2\)となる整数\(n\)を見つけるとよい。


【例題】次の数の整数部分と小数部分を答えなさい。

(1)\(\sqrt{2}+4\)

(2)\(\sqrt{5}-1\)

二重根号

【二重根号】

次の形のとき、二重根号を外して式を簡単にすることができる。

(1)\(\sqrt{(a+b)+2\sqrt{ab}}=\sqrt{a}+\sqrt{b}\)
(2)\(\sqrt{(a+b)-2\sqrt{ab}}=\sqrt{a}-\sqrt{b}\)
但し、\(a>b\)とする。


【例題】次の式を簡単にしなさい。

(1)\(\sqrt{6-\sqrt{20}}\)

(2)\(\sqrt{14+4\sqrt{10}}\)

(3)\(\sqrt{2+\sqrt{3}}\)

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1章 数と式

1-1 整式

1-2 数

1-3 一次不等式

1-4 集合と命題

2章 二次関数

2-1 関数とグラフ

2-2 二次関数の最大・最小

2-3 二次関数と方程式

2-4 二次関数と不等式

3章 図形と計量

3-1 鋭角の三角比

3-2 鈍角の三角比

3-3 正弦定理と余弦定理

3-4 図形の計量

4章 データの分析

4-1 統計資料の整理

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