5-1-1 指数法則(要点)

指数法則

【指数法則】

\(a\neq0,b\neq0\)で\(m,n\)を整数とする。
(1)\(a^ma^n=a^{m+n}\)
(2)\(\displaystyle \frac{a^m}{a^n}=a^{m-n}\)
(3)\((a^m)^n=a^{mn}\)
(4)\((ab)^n=a^nb^n\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(2x^2×5x^3\)

(2)\(8a^3b^2÷6a^5b\)

(3)\((a^2b)^3÷(-ab^3)^2\)

0や負の整数の指数

【0や負の整数の指数】

\(a\neq0\)で\(n\)を整数とする。
(1)\(a^0=1\)
(2)\(\displaystyle a^{-n}=\frac{1}{a^n}\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(a^{-3}a^5\)

(2)\((a^{-2})^{-3}\)

(3)\((ab^{-1})^2\)

(4)\(a^{-5}÷a^{-3}\)

累乗根

【累乗根】

\(n\)乗して\(a\)になる数\(x^n=a\)をみたす\(x\)の値を\(a\)の\(n\)乗根といい、\(\sqrt[n]{a}\)と表す。
また、\(a\)の(2\)乗根、\(a\)の(3\)乗根、・・・を総称して、\(a\)の累乗根という。


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(\sqrt[3]{27}\)

(2)\(\sqrt[5]{0.00001}\)

(3)\(\sqrt[3]{-0.125}\)

累乗根の性質

【累乗根の性質】

\(a>0,b>0\)で\(m,n,p\)が正の整数とする。
(1)\(\sqrt[n]{a}\sqrt[n]{b}=\sqrt[n]{ab}\)
(2)\(\displaystyle \frac{\sqrt[n]{a}}{\sqrt[n]{b}}=\sqrt[n]{\frac{a}{b}}\)
(3)\((\sqrt[n]{a})^m=\sqrt[n]{a^m}\)
(4)\(\sqrt[m]{\sqrt[n]{a}}=\sqrt[mn]{a}\)
(5)\(\sqrt[n]{a^m}=\sqrt[np]{a^{mp}}\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(\sqrt[3]{4}\sqrt[3]{2}\)

(2)\(\sqrt[4]{243}÷\sqrt[4]{3}\)

(3)\(\sqrt[3]{16}+\sqrt[3]{54}\)

分数の指数

【分数の指数】

\(a>0\)で\(m,n\)が正の整数とする。
(1)\(a^{\frac{1}{n}}=\sqrt[n]{a}\)
(2)\(a^{\frac{m}{n}}=\sqrt[n]{a^m}\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(2^{\frac{5}{2}}÷2^{\frac{3}{2}}\)

(2)\((2^{10}×3^{15})^{\frac{1}{5}}\)

(3)\(9^{\frac{3}{2}}×9^{\frac{4}{3}}÷9^{\frac{5}{6}}\)

(4)\(\sqrt[12]{4}÷\sqrt[3]{4}÷\sqrt[4]{4}\)

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1章 式と証明

1-1 式と計算

1-2 等式と不等式の証明

2章 複素数と方程式

2-1 複素数と二次方程式

2-2 高次方程式

3章 図形と方程式

3-1 点と直線

3-2 円と直線

3-3 軌跡と領域

4章 三角関数

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4-2 加法定理

5章 指数関数と対数関数

5-1 指数関数

5-2 対数関数

6章 微分と積分

6-1 微分係数と導関数

6-2 関数の値の変化

6-3 積分法

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