5-2-1 対数(要点)

指数と対数の関係

【指数と対数の関係】

\(a>0,a\neq1,M>0\)で、\(p\)が実数のとき、
\(M=a^p\)ならば、\(\log_{a}M=p\)
と定義する。
この\(p\)の値を\(a\)を底とする\(M\)の対数といい、\(M\)をこの対数の真数という。
また、
\(\log_{a}1=0\)
\(\log_{a}a=1\)
と定義される。

【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(\log_{7}49\)

(2)\(\log_{2}8\)

(3)\(\log_{5}\sqrt[3]{5}\)

(4)\(\log_{\frac{1}{3}}\sqrt{27}\)

対数の性質

【対数の性質】

\(M>0,N>0\)のとき、
(1)\(\log_{a}M+\log_{a}N=\log_{a}MN\)
(2)\(\displaystyle \log_{a}M-\log_{a}N=\log_{a}\frac{M}{N}\)
(3)\(\log_{a}M^k=k\log_{a}M\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(\log_{9}3+\log_{9}27\)

(2)\(\log_{2}3-\log_{2}24\)

(3)\(\log_{2}9+\log_{2}12-3\log_{2}3\)

底の変換公式

【底の変換公式】

\(a,b,c\)は正の数で、\(a\neq1,b\neq1,c\neq1\)のとき、
\(\displaystyle \log_{a}b=\frac{\log_{c}b}{\log_{c}a}\)


【例題】次の計算をしなさい。

(1)\(\log_{8}32\)

(2)\(\log_{5}2・\log_{2}25\)

(3)\(\log_{3}2・\log_{2}27\)

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1章 式と証明

1-1 式と計算

1-2 等式と不等式の証明

2章 複素数と方程式

2-1 複素数と二次方程式

2-2 高次方程式

3章 図形と方程式

3-1 点と直線

3-2 円と直線

3-3 軌跡と領域

4章 三角関数

4-1 三角関数

4-2 加法定理

5章 指数関数と対数関数

5-1 指数関数

5-2 対数関数

6章 微分と積分

6-1 微分係数と導関数

6-2 関数の値の変化

6-3 積分法

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