【線形代数】6-5-1 表現行列の定義|要点まとめ

大学数学の線形代数における「表現行列」の定義と求め方をわかりやすく解説します。多項式空間の基底に関する具体的な例題(微分や平行移動を用いた線形変換)とともに、表現行列の作り方をコンパクトにまとめています。

表現行列の定義

【線形写像の表現行列】
\(f:V\longrightarrow W\)を線形写像とし、\([v_1,v_2,\cdots,v_n]\)を\(V\)の基底、\([w_1,w_2,\cdots,w_m]\)を\(W\)の基底とする。このとき、\(j=1,2,\cdots,n\)に対して
\(\displaystyle f(v_j)=\sum_{i=1}^{m}a_{ij}w_i\ \ (a_{ij}\in\mathbb{K})\)
により定まる\(m\times n\)行列\((a_ij)_ij\)を\(V\)の基底\([v_1,v_2,\cdots,v_n]\)と\(W\)の基底\([w_1,w_2,\cdots,w_m]\)に関する\(f\)の表現行列という。
特に、\(V=W\)で\([v_1,v_2,\cdots,v_n]=[w_1,w_2,\cdots,w_n]\)の場合、\(n\)次正方行列\((a_ij)_ij\)を\(V\)の基底\([v_1,v_2,\cdots,v_n]\)に関する線形変換\(f:V\longrightarrow V\)の表現行列という。

【例題】次の表現行列を求めなさい。

(1)線形変換\(D:P_2(\mathbb{R})\longrightarrow P_2(\mathbb{R})\)を\(\displaystyle D(f(x))=(x-1)\frac{df(x)}{dx}-2f(x)\)で定める。このとき、\(P_2(\mathbb{R})\)の基底\([1,x,x^2]\)に関する\(D\)の表現行列
(2)\(a\)を実数とし、線形変換\(F:P_3(\mathbb{R})\longrightarrow P_2(\mathbb{R})\)を\(F(f(x))=f(x-a)\)で定める。このとき、\(P_3(\mathbb{R})\)の基底\([1,x,x^2,x^3]\)に関する\(F\)の表現行列
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